レーザー

レーザーによる治療とは、医療用レーザーを用いてシミ・イボ・ホクロなどの皮膚トラブルを除去する治療です。
自由が丘クリニックソフィアでは、皮膚の状態やお悩みに合わせて複数のレーザー機器を使い分け、的確かつ安全にアプローチします。
治療は数分程度で終了し、ダウンタイムも比較的少ないのが特徴です。

自由が丘クリニックソフィアでは症状に応じて3種類のレーザー機器を使い分けて使用しています。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーはほくろやいぼ、盛り上がりのあるシミに有効です。
深部組織や周辺の正常な皮膚にはダメージを与えないため、メスで切除した場合よりもキズ跡が残りにくく、治りも早いのが特徴です。
当院では、スキャナーを搭載した高性能CO2レーザー（炭酸ガスレーザー）『アキュパルス』を使用しております。

Q-YAGレーザー

あざや色素沈着の治療に有効です。
しみ・そばかすから茶あざ、青あざ、黒あざ、タトゥーまで広く対応します。
非常に短い照射時間で、ピンポイントに色素へ照射しますので、皮膚へのダメージは最小限に抑えられます。

ジェントルマックスプロ

アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの2つの波長を搭載した熱破壊式医療レーザーで、医療脱毛でも用いられる厚生労働省認可の信頼性の高い機器です。
シミや毛穴の改善から産毛処理まで幅広いお悩みに対応可能です。

一般に言われる「シミ」とは、色素沈着によって肌の組織が黒色や茶色に変色してしまう状態のことです。
色素斑とも呼ばれています。
メラニン色素を含んだ皮膚が生まれると、肌は通常自然の新陳代謝（ターンオーバー）によってその皮膚を押し上げ、新しく生成された皮膚と入れ替わります。
小麦色に焼けた肌が時間と共に本来の肌色へと戻っていくのはこのためです。

しかし、何らかの理由で新陳代謝が低下したり、生成されるメラニン色素が過剰であると、ターンオーバーが間に合わずに色素沈着を起こしてしまいます。
これが、一般にシミと言われるものの正体です。

色素沈着は、太田母斑や後天性真皮メラノーシスが代表的です。
目の下に出来るクマなども、真皮に起こる色素沈着が原因と言われています。
真皮の色素沈着は表皮のものと比べて厄介だと言われていますが、これは表皮と違い真皮は28日という早い新陳代謝のメカニズムを持っていないため、一度色素沈着を起こすとメラニン色素の排出が中々行われないためです。
一口にシミと言っても様々な種類があり、その症状にあわせて治療方法も異なります。

Q-YAGレーザーは、シミやソバカスなどのメラニン色素に反応し、肌表面を傷つけずに色素を破壊する治療法です。
短時間で効果的にアプローチでき、治療後は一時的にかさぶたができることもありますが、数日〜1週間程度で自然に剥がれ落ちます。

炭酸ガスレーザーは、皮膚を蒸散させる作用により、イボやホクロなどの隆起性病変を正確に除去できる治療法です。
出血が少なく、周囲の組織へのダメージも最小限に抑えられるため、治療後の回復が比較的早いのが特徴です。
状態に応じて麻酔を使用し、痛みへの配慮も行います。

Q-YAGレーザーは、真皮層にある色素にも届く波長を持ち、太田母斑や異所性蒙古斑などのアザ、炎症後の色素沈着の治療にも効果を発揮します。
メラニン色素を選択的に破壊するため、周囲の正常な皮膚を傷つけず、徐々に色味を薄くしていきます。
複数回の治療が必要な場合があります。

化膿したニキビに炭酸ガスレーザーでごく小さな穴を開け、毛穴に詰まった皮脂やウミを排出します。
液状になった皮脂やウミが皮膚の外に排泄されると、炎症がおさまりニキビの改善が期待できます。
レーザーで開けた穴は、傷を残さず１〜２日のうちにきれいにふさがります。

Q-YAGレーザーは、刺青やタトゥーの色素に反応し、インクを細かく分解して体外へ排出させる治療法です。
黒・青・濃い赤などの色に特に効果を発揮し、肌へのダメージを抑えながら徐々に薄くしていきます。
刺青の色や深さにより複数回の治療が必要です。

レーザー治療後の肌は非常に敏感になっており、紫外線による刺激を受けやすい状態です。
色素沈着や炎症を防ぐためにも、日中は必ず日焼け止めを使用し、帽子や日傘などで紫外線対策を徹底しましょう。

治療後の肌は乾燥しやすく、バリア機能が一時的に低下しています。
肌の回復を促すためにも、低刺激の保湿剤でしっかりと保湿ケアを行い、潤いを保つことが大切です。