リバースピール

リバースピールは、マッサージピール（コラーゲンピール）に肝斑に効果的な成分を追加し、3段階に分けて薬剤を浸透させます。
皮膚の深層から表皮に向かってアプローチし、表面の色素沈着を緩和し改善します。

レーザー治療で取りきれなかった肝斑や難治性・再発性の色素沈着にも高い効果が期待できるため、肝斑治療を諦めていた方に特におすすめしたい施術です。コラーゲンピール（マッサージピール）と同様に肌への負担も少なく、ダウンタイムもほとんどありません。

お肌の状態によりますが、当院では2～4週間に1回のペースで5回程度継続する集中治療をおすすめしています。

3つの薬剤を使用し、肌の真皮層～深部～表皮浅層の順に浸透させます。
肌質（混合肌、敏感肌など）によって調節することも可能です。
一般的なケミカルピーリング治療後のような皮剥けもほぼありません。

【1剤（Rsp1）】 コラーゲンピール

主な成分：トリクロロ酢酸・低濃度過酸化水素・コウジ酸

トリクロロ酢酸は、真皮を刺激しコラーゲンの生成や皮膚のターンオーバー促進に優れた成分です。
低濃度過酸化水素は創傷治癒や血行促進といった効果やトリクロロ酢酸の炎症反応を調整し 刺激を抑える効果があります。
コウジ酸も含まれておりシミ、くすみを改善し美白肌へ導きます。

【2剤（Rsp2）】 リバースピール

主な成分：高濃度乳酸・フィチン酸

高濃度の乳酸が配合されており、深層～表皮中層のメラニンに効果を発揮します。
肌表面の細胞に影響を与えず、メラニン色素に直接作用します。

【3剤（Rsp3）】 リバースピール

主な成分：多種のヒドロキシ酸・フィチン酸・コウジ酸

ヒドロキシ酸とフィチン酸のピーリング効果で表皮浅層のメラニンに作用します。
角質を除去し肌表面を滑らかにし、表皮の美白作用を高めます。

リバースピールは、肝斑やくすみに特化した3ステップのピーリング治療。
肌表面だけでなく、メラニンを生成する深層にもアプローチできるのが特長です。
美白効果に加え、肌質改善やエイジングケアにも対応できるため、幅広いお悩みに応じやすく、多くの方に選ばれています。

施術直後は赤みやほてり、軽度の皮むけが生じることがありますが、通常は数日で落ち着きます。
肌状態に応じて薬剤濃度を調整するため、刺激やダウンタイムが最小限に抑えられます。
施術後は紫外線対策と保湿を丁寧に行うことが大切です。

イタリアで開発された「PRX-T33」は、高濃度TCA（トリクロロ酢酸）、低濃度の過酸化水素、コウジ酸が配合されたピーリング薬剤です。
肌表面を剥離させずに、コラーゲン生成やメラニン排出を促進する作用があり、リバースピールの核となる薬剤です。

PRX-T33には、肌の再生を促すTCA（トリクロロ酢酸）、炎症を抑える過酸化水素（H₂O₂）、美白効果を持つコウジ酸の3成分が配合されています。
剥離を起こさずに深層へ浸透し、肌の弾力をアップさせ、透明感のある均一なトーンへと導きます。

TCA（トリクロロ酢酸）

皮膚の深部に働きかけ線維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成やハリや弾力を改善します。
従来のTCAピーリングと異なり、表皮を剥がさずに効果を発揮します。

過酸化水素（H2O2)

炎症を抑え、TCAによる過剰なダメージから肌を守ります。
皮膚の再生を助けつつ、刺激を軽減し、安全性と快適性を両立する役割を担っています。

コウジ酸

メラニンの生成を抑える美白成分です。
肝斑やくすみの原因にアプローチし、透明感のある肌へ導きます。
色素沈着の予防効果も期待できます。