高濃度W-PRP療法

PRP療法は、ご自身の血液から多血小板血漿（PRP＝Platelet Rich Plasma）を抽出し、加齢サインが気になる部位に注入することで、肌本来の再生力を引き出し、ハリやツヤに満ちた若々しい肌へと導く再生医療です。

血小板に含まれる豊富な成長因子には、細胞自体の活性化、細胞増殖や血管の形成を促進する作用があるため、加齢によって減少したコラーゲンやエラスチンを増やし、皮膚のコンディションを若返らせる効果が期待できます。

そして、血小板に加えて白血球も適量抽出することが可能となったのが『高濃度W-PRP療法』です。白血球が加わったことで、より多くの線維芽細胞を誘導し、活性化することが可能となったため、PRP療法の進化版とも言われています。
血小板と白血球の相互作用が働くことで組織構築力がアップし、より高い効果を実感できるようになりました。

また、アメリカのFDA（日本の厚生労働省にあたる公的機関）やヨーロッパのCEマークも取得しており、品質の安全性と効果が実証されている治療法です。

PDGF（血小板由来増殖因子）

細胞の増殖や血管の再生を促進し、肌組織の修復をサポートします。
コラーゲンやエラスチンの産生を促し、小ジワや肌のハリ・弾力を改善します。

TGF-β（トランスフォーミング増殖因子β）

コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、肌の弾力性やキメの改善を促します。
また、炎症反応の調節にも関与し、健やかな肌環境を保ちます。

VEGF（血管内皮成長因子）

新しい毛細血管の形成を促進することで、肌への栄養供給と酸素供給を向上させます。
これにより、血色感のあるより健やかな肌状態へ導きます。

EGF（上皮細胞成長因子）

皮膚細胞の再生を促す因子で、肌のターンオーバーを整え肌のバリア機能維持にも貢献します。
滑らかな肌触りや透明感の向上をもたらします。

FGF（線維芽細胞増殖因子）

線維芽細胞を活性化し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を強力にサポートします。
肌にふっくらとしたハリとみずみずしさを与え、弾力性を高めます。

IGF（インスリン様成長因子）

細胞の成長と再生を助ける重要な因子で、加齢に伴う肌の変化にアプローチします。
肌細胞の活力を促し、ハリと弾力のある若々しい肌へと導きます。

高濃度W-PRP療法は、ご自身の血液から抽出したPRP（多血小板血漿）を使用する肌の再生医療です。

当院では、外由来の成長因子や添加物を一切加えず、純粋な自己血のみを使用しているため、アレルギーや拒絶反応のリスクが少なく安全性に優れています。
PRPに含まれる成分が肌の働きをサポートし、ハリや弾力の維持に関わるコラーゲンなどの産生を促します。
これにより、年齢とともに気になりやすいシワやたるみなどの変化に対し、自然な印象で肌のすこやかさを保つサポートが期待できます。

また、PRP療法は厚生労働省に正式に届け出されている再生医療に該当し、法令に基づく管理体制のもとで実施しています。
治療の安全性と品質管理を徹底し、医師がお一人おひとりの状態に合わせて丁寧に対応いたします。

年齢や紫外線、ストレスなどの影響によって、肌の土台を支える線維芽細胞は徐々に機能が低下し、その数も減少していきます。
すると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった美肌成分の産生力が衰え、シワ・たるみ・くすみといったエイジングサインが現れやすくなります。

高濃度W-PRP療法は、患者さまご自身の血液から抽出・濃縮したPRP（多血小板血漿）を気になる部位に注入する再生医療です。
成長因子が豊富に含まれる高濃度のPRPが、線維芽細胞に直接アプローチ。細胞の修復と活性化を促し、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を後押しします。

内側から肌そのものを再生させることで、自然なハリや弾力がよみがえり、シワやたるみを根本から改善していくのが特長です。
薬剤に頼らず“自分の力”で美しさを高めたい方に選ばれている先進的なエイジングケア治療です。

注入後、赤みのある針跡が数日続く場合がありますが、メイクで隠せる程度です。
通常数日～1週間程度で消失します。
また内出血などのダウンタイムはフォトフェイシャル（光治療）による即効性の高いリカバリー療法もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

ヒアルロン酸製材を気になる部位に注射することで、くぼみやしわの改善、パーツや輪郭の形成に効果的です。
仕上がりを細かく調整しやすいのが特長です。

自身の血液を活用し、肌を再生させる自然なエイジングケア治療です。
徐々にハリやツヤがよみがえり、根本改善を目指します。

高濃度W-PRP療法と組み合わせることで、さらなる美肌効果と早い実感が期待できる治療が「ダーマペン4」です。

皮膚表面に微細な針で微小な穴をあけ、その部分に高濃度W-PRPを浸透させることで、注入より浅い層での皮膚組織が活性化します。
また、微小な穴が修復される過程で生じる創傷治癒作用によって、美肌効果も高まります。

肌の表面に近い細胞が刺激されるため、効果の実感が早い点も特長で、高濃度W-PRP療法との併用に非常に適した治療です。

そのほか、CO2フラクショナルレーザー、イントラセルニードル、水光注射との併用でも相乗効果が期待できます。
医師が診察のうえ、患者さまのお肌に最適な治療をご提案いたします。

適応症状は、小じわ、皮膚のしぼみ、凹み、目の下のくま、目尻のちりめんジワ、眉間の凹み、ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴライン、口元のシワ、たるみ毛穴、首のシワ、手のシワ・しぼみ等です。
医師が手打ちで細かく丁寧に注射します。

高濃度W-PRPは肌の細胞に直接働きかけ、自己再生能力を高めることで皮膚自体を若返らせる治療法であるため、コラーゲンなどが増え、肌質が変わったという効果を実感するまでに1〜3ヶ月程度の時間がかかります。

また、その持続期間は1年程度と言われています。
当院では、より高い効果と持続性をアップさせるとして、3〜6ヶ月毎に3回の施術を行うことを推奨しています。

針を使用して注入するため、治療部位に腫れや赤み、内出血が出ることがありますが、通常1〜2週間程度で消失します。

感染（化膿）

通常は起こりませんが、糖尿病などで細菌に対する抵抗力が弱っている場合には化膿することがあります。

採取した高濃度W-PRPは、極細の針を使用して気になる部位へ丁寧に注入します。
症状に合わせてきめ細かく届けることで、成分がより広範囲に行き渡り、肌の再生力を効果的に引き出します。
さらに、針の微細な刺激によって細胞が活性化し、相乗的な美容効果も期待できます。

当院では、PRPに人工的な成長因子（例：フィブラストスプレーなど）を添加することはありません。
線維芽細胞の異常増殖によるリスク（肉芽形成・しこり等）を避け、あくまで患者さまご自身の自然治癒力を引き出す、安全性を最優先とした治療を行っています。

自由が丘クリニックソフィアは、日本美容外科医師会認定再生医療等委員会よりPRP療法に関する正式な承認を取得しています。
厳正な基準を満たした医療体制のもと、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
＜施設番号：FC3150581＞