男性型脱毛症治療薬
AGA治療は内服薬から
「抜け毛が増えた」「髪の毛が薄くなってきた」と
感じた時はありませんか。
AGA(男性型脱毛症)対策は早めのケアが大切です。
AGAとは
AGA(エージーエー)とは、成人男性によくみられる、髪が薄くなる状態のことです。
Androgenetic Alopecia(アンドロジェニックアロペシア)の略で「男性型脱毛症」という意味です。思春期以降に額の生え際や頭頂部のどちらか一方、もしくは双方から薄くなっていきます。
一般的に「遺伝」や「男性ホルモンの影響」などが主な原因と考えられており、年齢とともに抜け毛が進行し、薄毛が目立つようになります。このような髪の毛の変化は、個人差はありますが、20代前後から始まって、35歳までには約40%の男女に何らかの脱毛の症状が現れます。
AGAは進行性ですので、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
AGAの原因
AGAの脱毛はDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが高濃度になり、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因と考えられています。
男性ホルモンのテストステロンが、5α-リダクターゼという還元酵素の働きで、ジヒドロテストステロンに変換され、これが毛乳頭細胞にある受容体と結合して、髪の成長を抑制してしまうといわれています。
成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細い短い髪の毛が多くなると全体として薄毛が目立つようになります。
※5α-リダクターゼの働きには個人差があり、遺伝が強く影響しているといわれています。
男性型脱毛症治療薬の種類
ザガーロ
ザガーロは2015年にAGA治療薬として厚生労働省に承認されました。
新しい薄毛や脱毛症を治療する内服薬としては最も新しいものになります。
AGAを引き起こす要因となる5αリダクターゼには1型と2型があるのですが、
ザガーロにはこの2種類の5αリダクターゼをどちらも阻害する働きがあります。
プロペシア
プロペシアは、経口タイプのAGA(男性型脱毛症)治療薬です。世界60カ国以上で承認されている、薄毛治療ではよく使われる薬になります。
特に抜け毛を減らす効果があり、抜け毛が気になり始めた初期段階で服用をはじめると、早く元の状態に戻せると考えられますので、早めの受診をおすすめいたします。
なお、プロペシアは成人男性のみが服用対象で、女性と未成年は服用することはできません。
料金(税込)
- ザガーロ
13,200円
- プロペシア
11,000円
- フィナステリド(プロペシアのジェネリック)
8,800円
男性型脱毛症治療薬のリスク
副作用
・性欲減退、精液の減少、排尿障害、発疹、唇の膨潤がみられることがあります。
・前立腺肥大マーカーの血中PSAの値が半減します。泌尿器科にかかる時は、主治医にプロペシア服用中であることを伝えてください。
注意事項
・肝臓障害がある方、医薬品または食品、保存料、染料などの物質にアレルギーがある方。
・妊婦あるいは妊娠の可能性のある女性は、摂取する恐れがあるので、破損した錠剤に触れないように注意してください。