しみ・そばかす
お肌の悩みの上位に常に位置している「シミ」
でも、意外とシミについて詳しく知らない人が多いのでは?
もし、シミが気になっているのなら、まずはしっかり情報を知るところから始めてみませんか?
どうしてシミがあると「老けた」印象になるの?
例えば、お顔全体が日焼けで黒くなったとしても『老けた』とは感じません。顔の中に白い部分と茶色い部分が混在すると、不均一さが強調され、老けたと感じることになります。
その為、小さいシミがたくさん散らばっているよりは、一つだけでも大きい目立つシミがある方が老けた印象になりがちです。
若々しい印象になりたい場合は、顔全体の色のバランスを整えるイメージで、大きなシミ、目立つシミから治療されることをおすすめします。
シミの原因は紫外線だけじゃない!
幼少期や思春期頃から発症する「そばかす」のように遺伝性が疑われるものや、炎症が長く続いたり、洗顔やメイクなどで日常的に肌を擦ったりすることで起こる「炎症後色素沈着(PIH)」、さらに、30~40代の女性に多く見られる「肝斑」はホルモンバランスも原因の一つと言われています。
このように、シミの原因は種類によって異なりますが、共通して、紫外線は悪化させる要因になり得るので、紫外線を防ぐことが重要になります。
レーザー?光治療?治療法がありすぎてわからない!
なので、シミの治療にとって一番重要なのは「診断」です。きちんとした診断を受けて、種類に応じた治療法を医師から提示してもらうことが最良の方法でしょう。
隠れジミも分かる肌画像診断
このVISIAにより、現在のお肌の状態だけでなく、隠れジミのような潜在的な問題も明らかになります。そのため、予測に基づいた効果的なしみ・そばかす治療法を提案することが可能です。
それぞれの治療のメリット・デメリット――値段、効果の度合い、通院回数、ダウンタイム
普通のシミ(老人性色素斑)だと診断された場合、治療には様々な選択肢がありますが、治療を決定する前に次の4つの要素を確認することをおすすめします。
- 値段 ある程度の治療結果を得るまでに総額でいくらかかるか
- 効果の度合い シミが消えるのか、薄くなるのか、顔全体の美白なのか、シミ以外の美肌効果があるのか等
- 通院回数 定期的に継続して通う必要があるかどうか
- ダウンタイム 絆創膏を貼る必要があるか、アフターケアが必要かどうか
治療後の自分の日常生活を考えて、一番優先順位が高い要素はどれかを自分で判断しましょう。例えば接客業だから顔に絆創膏は貼れないだとか、通院回数が多いのは嫌だ、値段が安い方がいい、ちゃんとシミを消したい、老けてきたので若返りも叶えたいなど、様々な希望があると思います。カウンセリングで自分の希望と優先順位を伝えることはとても重要です。治療後にこんなはずじゃなかったと後悔しないためにも、自分の考えを話し、ドクターの意見を聞き、納得のいく治療を選択しましょう。
シミの種類
炎症後色素沈着
特徴
茶色、黒っぽい茶色
半年~1年ほどで自然に消失する。皮膚炎などの刺激やレーザー治療の副作用などによって発現する
原因
ニキビやケガなどの炎症
皮膚への慢性的な刺激(摩擦)
そばかす(雀卵斑)
特徴
淡褐色~濃褐色。1mm~数mm大の斑点状のシミ。両頬~目の下、鼻の周りに散らばるようにできる。
幼少期に発症し、思春期に目立つようになる。レーザー治療によって軽快するが、再発率が高い。
原因
家族内発生が多い。(遺伝については明確になってない)紫外線によって悪化。
ADM (後天性真皮メラノサイトーシス)
特徴
灰褐色~褐色
表皮ではなく真皮層でメラノサイトが増加している状態。
頬や額、こめかみなどに左右対称に多発。1~3㎜程度の斑点状のシミからまとまったものまで。輪郭がぼやけており、肝斑と間違えられやすい。
原因
原因は不明。
先天的素因によると考えられている。
扁平母斑
特徴
褐色
境界が明瞭なコーヒー牛乳色の色素斑。大きさ、形は様々だが、色調に色むらがなくべたっとしている。
長年色調に変化がない
原因
生来性(生まれつき)の色素斑。