赤み
赤ら顔は毛細血管拡張症と言われる疾患の中の症状の一つで、真皮層に存在する毛細血管が、何らかの理由で拡張することによって、血流が増加し皮膚が赤くなってしまう状態のことをいいます。
毛細血管拡張症には様々な症状があり、血管が一本一本透けて見えるタイプや、鼻や鼻の下など部分的に赤くなるタイプ、頬が全体的に赤く見えるタイプ等があります。さらに、同じ赤みでも赤いホクロと言われる点状に赤くなるタイプのものは、「老人性血管腫」と呼ばれており、毛細血管の増殖が原因となっています。老人性と言われていますが、30代くらいから発症することも多いとされています。
以下に各症状の特徴と治療法についてご紹介いたします。
赤ら顔・赤いほくろについて
毛細血管拡張症
特徴
症状は大きく分けると
・「血管が透けて見える」タイプ
・「皮膚全体に赤みが現れる」タイプ
の2種類があります。
どちらも、真皮にある毛細血管が拡張している状態です。
原因
原因としては、生まれつき皮膚が薄い、寒冷地出身であるといった環境的要因や、先天性・後天性の疾患、ホルモンの影響などがあると言われています。
また、ニキビやニキビ跡によって赤くなっている場合もありますが、これは毛細血管拡張症ではなく、ニキビによる炎症が原因で赤みが出ている状態になります。この場合はニキビ治療を行います。
治療法
老人性血管腫(赤いほくろ)
特徴
・首
・デコルテ
・胸や背中
などによく現れるホクロ状の赤い斑点で、隆起しているものもあります。
原因
紫外線やホルモンバランスの影響、遺伝的要素などが原因として考えられており、毛細血管が異常に増殖してできます。良性の発心なので、放置しておいても特に悪化することはありません。
治療法